« [東京女子医科大学] 推薦入試合格率100% | トップページ | [岩手医科大学 医学部] 過去問研究 PartⅠ英語2008 【1】 »

Ai ― オートプシーイメージング

「AI」という文字(略字)をみて、何を思い浮かべますか?

一般には、スピルバーグの映画もありましたので、「人工知能(Artificial Intelligence)」あたりが一番に出てきそうかな…と思うのですが、「いや、歌手のAIだ!」という人もいるかもしれませんね。

デザイン、グラフィックに関わる人であれば、aiといえばもちろん、Adobe Illustrator(というアプリケーションソフト)の略称、ないしは拡張子を思い浮かべるでしょう。

ただ、医学部・歯学部・獣医学部入試を目指している医受験生のYOUなら、もちろん、以下のひとつやふたつぐらいはイメージできますよね~φ(・ω・ )メモメモ

◎「人工授精 (Artificial Insemination)」…東邦の医学部で、去年か一昨年、人工授精関連の英文が出ていましたよね。「試験管内受精:IVF(in vitro fertilization)」の話でしたか。

日本語の音声は同じ「授精(insemination)」と「受精(fertilization)」、文字が違うように、当然英語では別の単語です。


◎「トリインフルエンザ (Avian influenza)」…英語では、Avian flu, bird fluという表記のほうがより目にするかもしれませんが、もちろんAvian influenzaでも同じです。

遠くない将来に「感染爆発:パンデミック(pandemic)」が起こるのではないかと危惧されており、テレビ番組でも「日本には“プレパンデミックワクチン”の備蓄が、一般国民の分まではまったく足りていないよ!」と、警鐘を鳴らす特集が組まれていますね。

ちなみに、一般に伝染病・感染症は「エピデミック(epidemic)」ですが、これがより広範囲に、文字通り“爆発的に”広がっていくのを、out break、pandemicといいます。

■国立感染症研究所: 感染症情報センター 「鳥インフルエンザ」http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html

■国立感染症研究所: 感染症情報センター 「人畜共通感染症」http://idsc.nih.go.jp/disease/zoonosis.html


ところで、私が本日初めて目に(耳に)したもう一つのAIは、「死亡時画像診断:オートプシーイメージング(Autopsy Imaging)」。(略語は「Ai」と、iを小文字にするのが正式のようです。)

行政解剖も司法解剖も、端的に言えば専門家の“人手が足りない”そうで、犯罪性がある・またはその疑いがある遺体も、そうではない…と判断されてしまうことがよくあるということは、時津風部屋の力士暴行死事件の際に(悲しく残念な形で)証明されました。

異状死体の死因究明に、人的資源の面でも、コストの面でも一役買ってくれそうだというのがこのAiだと言います。

今日の夕方のニュース番組では、母親によると「柱に頭を強くぶつけて死んでしまった」という子どもの遺体のCT画像をとると、頭部にはなんの損傷もなく、ところが、心臓の周りに水または血液がたまっている=胸部を強く殴打されるなどした際に起こる現象が発見され、母親による虐待死であったことが判明していました。

無念の死をとげた人の声を聞くことも、医師という専門職の重要な仕事のうちのひとつですね。

小説や海外ドラマなどの影響を受けて法医学、法歯学への興味をもち、医学部・歯学部志望へと至った方もいるかもしれませんね。

たとえきっかけがミーハーな気持ちであれ、崇高な使命をもった専門職に就く人がひとりでも増えることは、よろこばしいことだとおもいます。


■オートプシーイメージング(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)


オートプシー・イメージング(英語表記Autopsy imaging、略語Ai)とは日本語で表記すると、狭義では死亡時画像診断、広義では死亡時画像病理診断となる。コンピュータ断層撮影 Computed tomography(CT)や核磁気共鳴画像法 Magnetic resonnce imaging(MRI)などによって撮影された死後画像(Postmortem Imaging = PMI)により、死体にどのような器質的病変を生じているのかを診断する(狭義のAi)ことによって、死亡時の病態把握、死因の究明などを行うシステムである。

現在のところ、死亡時に施行される医学的な検索(死亡時医学検索)としては、病理解剖、司法解剖、行政解剖の3種類の解剖があるが、東京都二十三区で監察医によって行われている行政解剖以外は、国策としての不作為、上記の解剖資格を持つ医師の絶対的および相対的不足等々によって、極めて低い解剖率にとどまっているのが現状であり、異状死はもちろんのこと、病院内での死亡についても、死亡時の真の病態、真の死因が明確になっている例は日本では極めて低い率に留まっている。一般的に心不全と報道されることが多いが、心不全は病名ではなく「症候名」にすぎず、明確な死因は不明であることも少なくない。

そこで、解剖に比較して人的負担および経済的負担の少ない狭義のAiを行うことにより、解剖が必要であるかどうかの判断を行う。そして解剖が必要と判断される場合には、解剖の目的がより明確となっており、画像所見・診断、剖検肉眼所見・診断、更に病理組織学的診断を加えた最終病理診断に至る広義のAiを行うことにより、死亡時の病態を正確に診断することが可能となる。これらが制度として構築されれば、今の日本においては極く少数の例にしか適用されていない「死亡時医学検索」がシステムとして確立されることになり、医療の質を高める上で、直接的、間接的に大いに寄与するものとなる。2005年時点での日本国内のCT普及率は人口100万人あたり92.6台、MRIは35.3台と国際的な平均値の6 - 7倍と格段に多い数値(OECD調べ)であり、環境そのものは十二分に整備されているといえる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0

|
|

« [東京女子医科大学] 推薦入試合格率100% | トップページ | [岩手医科大学 医学部] 過去問研究 PartⅠ英語2008 【1】 »

09. 医学部周辺のニュース報道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/527785/43462061

この記事へのトラックバック一覧です: Ai ― オートプシーイメージング:

« [東京女子医科大学] 推薦入試合格率100% | トップページ | [岩手医科大学 医学部] 過去問研究 PartⅠ英語2008 【1】 »